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第19回配管工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社Libero、更新担当の中西です。

 

1. 給水方式の全体像:建物条件で決める📊
給水はおもに直結給水(直結直圧/直結増圧)と受水槽方式に大別されます。低〜中層で水道本管圧が十分なら直結直圧。中高層やピーク時の圧力低下が懸念される場合は直結増圧(ブースタポンプ)、超高層や系統分割が必要な場合は受水槽+加圧給水が有効です。判断基準は、①本管圧・流量、②同時使用率、③建物高さ(必要静水圧)、④断水リスク・BCP、⑤水質維持の容易さ、⑥保守性・更新性の6点。🧭

 

2. 直結直圧・直結増圧の設計要点 ⚙️
• 本管圧の把握:昼・夕のピーク/オフピークで実測。最低圧でも上階器具の末端最低必要圧を満たすこと。
• 増圧ユニット:インバータ可変速で需要追従し、N+1冗長で停止リスクを低減。キャビテーション(NPSH)を回避し、サージタンク/アキュムレータで圧変動を緩和。
• ゾーニング:高層は減圧弁や中間受水で圧力区分。下層の過圧・水撃を防止。
• 逆流防止:水道側との境界に逆流防止装置(DC/HC 等)を配置。メンテスペース確保。🛡️

 

3. 受水槽・高置水槽:BCPと水質のトレードオフ 🧰
受水槽は断水時に貯留=事業継続性のメリット。一方で滞留・温度上昇による水質劣化の課題。対策として、①容量は24〜48h相当までに抑制(用途に応じ設計)、②循環・撹拌・底部掃流で滞留を減らす、③定期清掃・点検と越流・排水の動線を明確化、④温度上昇対策(断熱・日射遮蔽)を実施。点検口・梯子・照明・防鼠等の設備も安全第一で。🐭

 

4. ポンプ・配管・弁の配置:“流れやすい”より“運転しやすい”へ 🔄
• ポンプ室は吸込配管の直管長を確保。エア溜りや渦を避けるため拡散/整流を設計。
• ストレーナは差圧計付きで清掃時の指標化。バイパスを併設すると停止時間を短縮。
• 止水・減圧・逆止の三役は点検高さ(床上600〜1200mm目安)にまとめ、表示(流向・系統色)で運用ミスを防止。🏷️

 

5. 水質管理:配管材と運転の両輪 🧪
• 材質:飲料ラインはSUS304/316・架橋PE・銅等から選定。内面ライニング鋼管の赤水対策、黄銅の脱亜鉛対策を理解。
• 残留塩素・濁度の管理、長期停止時のフラッシング手順、末端温度の監視。
• デッドレグ(行き止まり)の削減と循環系の設計が、細菌増殖リスク低減に有効。
• 器具直近のフレキはSUSブレード/テフロン等を適材適所で。🧼

 

6. 計装・制御:安定圧と省エネの両立 📟
• 圧力センサは下流代表点に置き、PID制御でポンプ回転数を最適化。
• ナイトセットバック(夜間の設定圧低下)で省エネ、ピークカットで契約電力を抑制。
• 漏水監視:最少流量の異常検知、階別メータで漏れ位置の切り分けを容易にする。🚨

 

7. 施工・試験:品質を“見える化”する 📸
• 耐圧・気密試験は温度補正を記録し、保持時間と降下量を明記。
• 機器・弁は回転方向・全閉位置のマーキング、タグ番号で台帳化。
• 洗浄・殺菌は流速・時間・濁度(簡易でも)を記録。試運転チェックリストで機能確認。✅

 

8. トラブル予防と是正 🧯
• 水撃音→アレスタ・減圧弁再調整・開閉速度制御・支持強化。
• 上層の圧不足→系統分割・ブースタ増設・配管径見直し。
• 濁り・異臭→デッドレグ除去・フラッシング・材質見直し。🧰

 

9. チェックリスト 📝
• 本管圧・必要末端圧・静水圧計算
• ポンプ選定(Q-H/NPSH/騒音/冗長)
• 減圧・逆止・止水の配置とメンテ空間
• 材質・防食・脱亜鉛対策
• 水質維持(残塩/滞留/温度)
• 計装(圧力・流量・警報)と省エネ設定
• 試験(耐圧/洗浄)・台帳・表示

 

10. まとめ ✍️
給水は安定圧×水質のバランスが命。直結・増圧・受水の特性を理解し、ゾーニングと運転の可視化で、快適かつ省エネなシステムを実現しましょう。🚰✨

 

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