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皆さんこんにちは!
株式会社Libero、更新担当の中西です。
第3回配管工事雑学講座
テーマ:配管工事の施工手順と品質管理ポイント
前回は配管工事の種類と特徴をご紹介しました。今回は、実際の施工で押さえておきたい基本的な手順と、長く安心して使える配管にするための品質管理ポイントを解説します!
目次
配管ルート、器具取り付け位置、水圧計算結果などを図面で確認。
現地の状況(梁・柱の位置、床・壁貫通箇所)と照らし合わせ、干渉がないかチェックします。
鋼管、銅管、塩ビ管、継手類、バルブ、支持金具などを種類・数量ともに手配。
バリ取り工具、配管ベンダー、圧着工具、シーリング材、漏れ検査機器も準備。
図面指示どおりにマーキング後、パイプカッターやチューブカッターで切断。
切断面はバリ取りヤスリで丁寧に仕上げ、継手接続時のシール不良を防止。
銅管や軟質配管は配管ベンダーで曲げ、スムーズな流れを確保。
曲げ半径は管種ごとの最小許容値を守り、折れや潰れがないように注意。
継手を使わずに管を仮組みし、壁や天井とのクリアランスを再確認。
問題なければ支持金具(チャンネルサドル、クランプなど)を取り付け。
給水配管:呼び径13~20Aで1.5~2m間隔、25A以上は1.2~1.5m間隔が目安。
排水配管:縦引きは3~4m間隔、横引きは1.5~2m間隔で支持し、勾配を維持。
テフロンテープまたはシール材を適量巻き付け、ねじ込みで密閉性を確保。
巻きすぎは逆効果になるため、規定回数を守って施工。
鋼管溶接は溶接資格者がTIGまたはアークで施工。
銅管の圧着継手は専用工具で適切な圧力をかけ、規定トルクで完了。
給水配管は1.5倍設計圧力で30分間加圧し、圧力低下がないか確認。
ガス配管は専用検知器で漏れチェック、肥料ガスは石けん水検査も併用。
冷媒配管や冷温水配管には保温材を巻き、結露防止と省エネを両立。
結露テープやアルミ箔で仕上げ、外観も美しく整えます。
記録管理:試験結果や使用資材、施工者名を記録し、トレーサビリティを確保。
段階的検査:切断後、仮組み後、試験後の各段階でチェックリストを活用。
教育・訓練:新人も含め、定期的に施工講習や安全教育を実施し、技能を維持。
準備・図面照合で無駄・トラブルを防止
切断・曲げ・仮組みで正確なルートを確保
継手施工・試験は規定どおりに実施
保温仕上げで機能性&省エネを両立
品質管理で安心・安全な配管を提供
正確な手順と徹底した品質管理で、長く安心して使える配管設備を実現しましょう!
次回の第4回は「配管トラブル対策編:詰まり・漏れ・凍結への緊急対応」をお届けします。どうぞお楽しみに!
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